行き詰まった政府:議員らは資金提供に関する合意に達せず
時計の針が真夜中の期限を迎える中、米国政府は部分的な閉鎖に向けて準備を整えているようだ。上院は期限内に資金調達策で合意に達することができなかった。いくつかの主要部門が予算を持たずに放置され、重要でないサービスの停止を余儀なくされている。共和党は特定の修正案への採決を主張する一方、民主党は不合理とみなす提案への同意を拒否しており、双方が行き詰まりの原因を互いに非難している。
下院はその日早くに政府の存続に向けた法案を可決したが、上院で行き詰まった。国土安全保障省、国防省、保健福祉省などの主要政府部門は、新たな予算がなければ閉鎖寸前に陥っている。多数党リーダーのチャック・シューマー氏は共和党の議事妨害を打破するためにクローチャーを提出したが、そのプロセスは重要な時間を費やすことになり、資金が期限切れになるまでに完了できない可能性がある。
何が問題になっているのか
たとえ部分的にでも政府機関が閉鎖されれば、その影響は甚大となるだろう。 600,000万人以上の文民国防総省職員が一時帰休に直面しているほか、国境警備や食品検査、TSAなど重要な役割を担う数十万人の連邦職員が無給で働かされる可能性がある。海外事業や国内サービスは大きな打撃を受けるだろう。閉鎖は連邦政府との契約や補助金に依存している中小企業にも損害を与える可能性がある。選挙が迫る中、両党は対立を早急に解決するようプレッシャーを感じるだろう。
時計が秒読みを迎える中、連邦議会議事堂では水面下での交渉が激化している。しかし、現時点ではどちらの側も主要な要求については譲る用意ができていないようだ。土壇場で合意が得られない限り、政府の広範囲にわたる活動は真夜中に停止することになるだろう。部分閉鎖はバイデン政権発足以来初めてとなる。